第2045回ロト6当選番号

レビュー

1.抽選結果の全体分析

さて、第2045回の抽選結果が出ましたね。本数字は「01 04 07 12 16 28」、ボーナスが「19」。いやはや、なんとも興味深い数字の並びになったものです。一目見て「おや？」と思った方も多いのではないでしょうか。私もその一人です。

まず、数字のバランスを見てみましょう。奇数が「01, 07」の2つ、偶数が「04, 12, 16, 28」の4つ。奇数2：偶数4という割合は、決して珍しいものではありませんが、どちらかというと偶数に少し偏った印象を受けますね。人間の心理として、奇数と偶数は半々くらいに選びたくなるものですが、現実はこうして偏ることも多い。この「思い込み」の裏をかかれたような結果です。

そして何より注目すべきは、本数字の合計が「68」という点。これはロト6の合計値としては、かなり低い部類に入ります。平均的な合計値が132前後と言われていますから、いかに低い数字に集中したかがわかります。特に「01, 04, 07」と一桁台が3つも入っている。これはもう、多くの人が選びやすい数字のオンパレードと言ってもいいでしょう。誕生日や記念日、好きな選手の背番号など、人々が数字を選ぶ際には、どうしても1から31、特に1から12の数字に意識が向きがちです。今回の結果は、まさにその人間の選択行動のど真ん中を射抜いたような組み合わせだったのかもしれません。

その証拠に、1等はなんと3口も出ています。前々回、前回とキャリーオーバーが続いて約4.8億円まで膨らんでいたものが、今回きれいに解消されました。当選金額は約2億4千万円と、キャリーオーバー時にしては少し物足りないと感じるかもしれませんが、3人もの幸運な方が生まれたわけです。これは、やはり多くの人が購入したであろう「人気の数字」が固まって出た結果と考えるのが自然でしょうね。こういう結果を見ると、「やっぱり奇をてらわずに素直な数字を選ぶべきなのか…」なんて思ってしまいます。

セット球はBが使われました。事前の期待度では堂々の1位（18.5%）でしたから、これは順当な結果と言えます。Bセット球は比較的バランスの取れた数字を出す傾向があると言われていますが、今回はかなり低めの数字に偏りました。セット球の流れというのも、一筋縄ではいかないものですね。

2.個別の本数字の分析

では、それぞれの数字がなぜ選ばれたのか、その背景をもう少し深く探ってみましょうか。数字にはそれぞれ「顔」や「性格」のようなものがあると私は考えています。

まず「01」。これは前回（第2044回）から引き続いての連続出現です。連続する数字というのは、統計的にはあり得ることですが、買う側からすると非常に悩ましい存在。「まさか2回連続はないだろう」と外す人が多い一方で、「今、流れが来ている！」と追いかける人もいる。今回は後者の直感が冴えわたった形ですね。「始まりの数字」としてのパワーが満ちていたのかもしれません。

次に「04」。この数字は第2041回以来、3回ぶりの登場です。日本では「死」を連想させるとして敬遠されがちな数字ですが、それゆえに「他の人が選ばないなら…」と逆張りで狙う人も少なくありません。今回はその戦略がピタリとはまりました。みんなが避ける道にこそ、宝があるということでしょうか。

「07」は言わずと知れたラッキーセブン。これはもう、世界中の人が愛する数字です。過去100回を見てもコンスタントに出現しており、ある意味でロト6の「常連」とも言える存在。多くの人が無意識のうちにマークシートに書き込んでしまう、不思議な引力を持った数字ですね。第2040回以来、5回ぶりの登場です。

「12」もまた、誕生日や月に関連して非常に選ばれやすい数字です。第2040回以来ですから、「07」と仲良く再登場した形になります。こういう風に、少し前に一緒に出た数字がまた揃って出てくるというのも、何かの縁を感じさせます。

「16」は第2033回以来、実に12回ぶりのご無沙汰な数字でした。こういう「そろそろ来るんじゃないか」と待ち構えていた人にとっては、まさに待望の出現だったでしょう。しばらく顔を見せなかった数字がひょっこり現れる。これもロト6の醍醐味の一つです。

そして「28」。これは第2025回以来、なんと20回ぶりの出現です。ここまで間が空くと、多くの人が忘れてしまったり、データから除外してしまったりしがち。しかし、こういう「忘れられた数字」こそが、高額当選への鍵を握っていることがよくあります。長期的な視点で数字を追いかけていたベテランの方が、ニヤリとしたかもしれませんね。

ボーナス数字の「19」も興味深い。第2043回、第2041回と、ごく最近に本数字として出ています。本数字とボーナス数字を行ったり来たりする「おてんばな数字」とでも言いましょうか。こういう数字は、次の本数字候補として常に意識しておく必要がありそうです。

全体として見ると、連続数字の「01」、人気の「07」、ご無沙汰だった「16」「28」など、新旧様々なタイプの数字がバランスよく（？）組み合わさった結果と言えそうです。

3.次回の予想やアドバイス

さて、この結果を踏まえて、次回の第2046回をどう攻略していくか。ここが一番楽しいところですよね。

まず考えたいのは、今回の結果に対する「反動」です。心理学でいうところの「平均への回帰」を人々は期待しがち。つまり、「合計値が68と極端に低かったのだから、次は絶対に高くなるはずだ」「偶数が多かったから、次は奇数が優勢になるに違いない」と考えるのが人情です。もちろん、その流れに乗るのも一つの戦略です。合計値を150以上になるように、30番台や40番台の数字を多めに組み込んでみるのは面白いでしょう。

しかし、あえてその裏をかく、というのもまた一興。みんなが「次は高い数字」と考えている時こそ、再び低い数字の組み合わせが来るかもしれない。天邪鬼な戦略ですが、もしはまれば当選者を独り占め、なんて夢も膨らみます。

次回のセット球の期待度を見ると、1位は「D」（14.1%）ですね。Dセット球は、過去のデータを見ると、なぜかドラマチックな結果を生みやすいという印象があります。特に30番台がよく動く傾向があるように感じます。もしDセット球が使われるなら、「32」「34」「36」あたりには注意を払っておきたいところです。

具体的な数字選びのアドバイスとしては、いくつか提案させてください。

一つは、「ご無沙汰数字」を狙うこと。今回「28」が久しぶりに出たように、まだ眠っている数字はたくさんあります。過去100回のデータを見ると、例えば「23」や「30」あたりはしばらく顔を見ていません。こういう数字を一つ、あなたの組み合わせにそっと忍ばせてみてはいかがでしょうか。

二つ目は、「引っ張り数字」と「隣の数字」を意識すること。今回出た「01, 04, 07, 12, 16, 28」が、次回も続けて出る（引っ張り）可能性はゼロではありません。特に「01」のように勢いのある数字は要注意。また、その隣の数字、例えば「02」「03」「05」「08」「11」「13」「15」「17」「27」「29」あたりも、なぜか続けて出やすいという不思議な現象があります。数字同士が呼び合っているのかもしれませんね。

三つ目は、あえてセオリーを無視すること。奇数と偶数のバランス、数字の散らばり具合、合計値…そういった理論はたくさんありますが、時には全部忘れて、自分の直感を信じるのが一番です。ふと目についた数字、夢に出てきた数字、子どもの誕生日。そういったパーソナルな数字にこそ、幸運の女神は微笑むのかもしれません。

もし私自身が次回買うなら…そうですね。セット球は期待度上位の「D」「E」「F」のどれかだと信じて、軸には30番台の数字、例えば「31」か「37」を据えます。そこに、ご無沙汰気味の「23」を加え、今回のボーナス数字だった「19」を本数字候補に格上げ。残りは、一桁から「05」、10番台から「14」、そして40番台から「41」あたりを絡めてみたい気分です。

最終的には、宝くじは楽しんだもの勝ちです。私の分析も、あくまで皆さんの数字選びのスパイスとして楽しんでいただければ幸いです。さあ、次の抽選まで、最高の数字の組み合わせを夢想する時間を満喫しましょう。